20世紀写真論・終章 写真叢書 西井一夫 写真評論集

故西井一夫(1946-2001)の写真評論集。西井氏はカメラ毎日の最後の編集長として荒木経惟や森山大道らと同時代の写真界と率先してきた存在だった。本書は前作『写真的記憶』の続き、のようなものではなく、いまここで可能な最善・最高のものとして過去の一部風化した部分を註や加筆で訂正して書き直したもの。なにより2001年の木村伊兵衛賞で長島有里枝、蜷川実花、HIROMIXらの二十代「女の子写真」ブームという「異様」な光景を見て、西井氏は決断の時がきた、という。食道ガンを宣告され、奇跡的な復活を遂げた彼から、写真をはじめた人に向けた最後のメッセージである。

西井一夫の最期を撮ったドキュメンタリー映画(監督:河瀬直美)はこちらで一部ご覧に頂けます。


出版社:青弓社
刊行年:2001年
ページ数:313ページ
サイズ:B6
フォーマット:ハードカバー
言語:和文
付属品:カバー
状態:経年並みです。
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