視触 多中心・多視点の思考 矢萩喜従郎 Kijuro Yahagi
目次
はじめに "現在"に生きる姿
1 視触を通して立ち上がる思考
1:視触
2:"自然"と向き合う中で紡がれる思考「HIDDEN JAPAN 自然に潜む日本」
2 発語し感応する身体
1:"裸形の精神"が引き上げる「発語する身体」 武満徹の紐解きから
2:空間に感応する身体 ジョン・ケージのチャンス・オペレーションの実践
3 建築と空間と精神
1:「音の建築家」の建築 ヤニス・クセナキス
2:モダニスム領域への点描法的参加 槇文彦
3:天空から架けられる天幕 鈴木恂
4:バナナの中身としての内部空間
4 今を生きる為に
1:生きものとしての距離
2:ほころび
3:中央アメリカの光と影 太陽や星の光が降りそそぐ「周縁」の人々から学ぶもの
5 再考からの視座
1:コーリン・ロウ、ロバート・スラツキー『透明性ー虚と実』再考
2:和辻哲郎『風土ー人間学的考察』再考
3:谷崎潤一郎『陰翳礼讃』再考
6 実験精神が拓く創造
1:アレクサンドル・ロトチェンコの実験精神
2:早川良雄、境界溶融の精神
3:「芸術」と「芸術の酵母」を繋ぐヘンリク・トマシェフスキの造形哲学
4:爆発的に伝播する、サヴィニャックのユーモアとエスプリ
7 "現在"を照射する思考と"眼振"から啓発される思考
1:"現在を照射する鏡"としての「仮想境界面」 彫刻、そしてインスタレーション
2:"眼振"がある事実から この世に静止した視点は存在しない
あとがき 俯瞰できる眼
装幀=矢萩喜従郎
出版社 publisher:左右社/Sayusha
刊行年 year:2014
ページ数 pages:613
サイズ size:H217×W155mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:新品です。/new.