水と夢 物質の想像力についての試論 ガストン・バシュラール 小浜俊郎・桜木泰行 訳

水、土、風という自然の要素を手がかりに、詩の現象学的解明を鋭く追求したバシュラール詩学の中で、水の言語と人間の直接的な詩的現実と夢想現実とのかかわりを多彩に論じつつ、われわれの肉体と魂と声とを有する全体的存在として「水」をとらえる本書は、いわゆるバシュラールの物質的想像力概念に関する重要な鍵になる書物である。バシュラール詩学解明に不可欠の書として、久しい待望のうちに完訳刊行!(帯文より)

目次
序 想像力と物質
第一章 明るい水、春の水と流れる水。ナルシシスムの客観的条件。愛する水
第二章 深い水 眠っている水 死んだ水。エドガー・ポーの夢想における「重い水」
第三章 カロンのコンプレックス。オフィーリヤのコンプレックス
第四章 複合的な水
第五章 母性の水と女性の水
第六章 純粋性と浄化。水の倫理
第七章 優しい水の覇権
第八章 荒れる水
結論 水のことば
原註
訳註
深さの科学から頂点のポエジーまで ガストン・バシュラール論 M.J.ルフェーヴ
あとがき

装幀=蛭間重夫

出版社 publisher:国文社
刊行年 year:1995
ページ数 pages:333
サイズ size:A5
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:函、帯
状態 condition:経年並み。帯少切れ。
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