MIROSLAV TICHY Roman Buxbaum ミロスラフ・ティッシー 写真集

ミロスラフ・ティッシー(1926-2011)はチェコ共和国生まれ。19歳でプラハの美術アカデミーに進む。当時のスターリン主義の政府から作品制作を強制されたが、これを拒否し投獄される。その後精神病院などで過ごすうちに表現手段を絵画から写真に移す。1960年代頃からがらくたやゴミで造り上げた自作のカメラで女性を盗撮し続け、何度となく逮捕されたがそれでもひたすら撮り続けた。転機となったのは2004年。スペインで開催されたSeville International Biennial of Contemporary Artでスイスの名キュレーター、ハラルド・ゼーマン(Harald Szeemann 1933-2005)がティッシーの写真を起用したことで彼の作品は世界的に知られるきっかけとなった。傷や汚れや書込みなどお構いなく、自作の台紙に張り合わせた独特の作風は他の追随を許さない前衛性を備えている。もじゃもじゃのあご髭にボロボロの服、風呂にも入らずアルコール浸りで街を彷徨し、精神病院に入れられることもしばしばだったという。まさにアウトサイダーのなかのアウトサイダー。
本書は友人だったRoman Buxbaumによるテキスト、ペインティングが数点、自作のカメラのディティールが数点、そして写真作品が大部という構成の作品集。ティッシーについての数少ない書物の内の一冊。

ブラフィックデザイン:Pavel Lev, Studio Najbrt



出版社 publisher:Foundation Tichy Ocean and the authors
刊行年 year:2006
ページ数 pages:126
サイズ size:H180×W160mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:英文/English
付属品 attachment:
状態 condition:良好です。/very good.
Overseas shipping available. If you would like to order the book please contact us directly by email or via online inquiry form.
我們提供海外郵寄服務。若您欲購書請直接來信或填寫線上表單