雑誌『女性自身』の皇室専門のカメラマンとして知られている清宮由美子がフリーランスになった後に出版した写真集。東京都江東区深川高橋のドヤ街の一角に住み込み、そこで生きる人々にカメラを向けた。どん底のような生活を送る大人たちの一方で、恐ろしいほどの無邪気さをみせる子供との落差に驚かされる。噓偽りのない絶対非演出を推奨したリアリズムの巨匠・土門拳(1909-1990)が『
筑豊のこどもたち(1960)』を出版した直後というのもあって、造本にその影響が色濃く反映されている。
目次
とびらの詩 室生犀星
あとがき 清宮由美子
じいの話
子供たち
ドヤのこと
日暮れの町
職安の前
ユッ平
お正月
表紙構成:庭田正吉
出版社 publisher:鏡浦書房/Kagamiura Shobo
刊行年 year:1961
ページ数 pages:63
サイズ size:H260×W183mm
フォーマット format:中綴じ/saddle stitch
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:経年並みです。/good.