鴉 初版 深瀬昌久 写真集 RAVENS First Original Edition MASAHISA FUKASE

写真家・深瀬昌久(1934-2012)の代表作。タイトル、そして写真集中被写体として撮られている「鴉」とは、彼が妻・洋子との離婚後に、北海道の実家に帰郷した際に感じた孤独の象徴と言われている。正方形の判型、上下に余白をとり、横位置の写真の片方をノドに、もう片方はページの端にかかるまで伸ばしたレイアウトや見せ方は、「カメラ毎日」の編集者だった山岸章二から強い影響を受けているという。ほとんどの写真に黒い鴉が写っているが、それらはすべて写真家自身を表しているかのように、暗く、ただ孤独である。

編集:長谷川明
ブック・デザイン:後藤一之
印刷・製本:凸版印刷

出版社 publisher:蒼穹舎/Sokyusha
刊行年 year:1986 First Edition
ページ数 pages:131
サイズ size:H270×W263mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:函、元パラフィン/slip case, an original paraffin wrapper.
状態 condition:経年並み。元パラフィン少傷み。/good.
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