RIPPLE ACROSS THE WATER '95 First edition
水の波紋 95 展覧会カタログ

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1995年9月2日から10月1日のおよそ一ヶ月をかけて、東京の青山周辺を会場にして開催された展覧会「水の波紋」の展覧会カタログ。この展示はたくさんの人を巻き込み、劇中劇のように大きな波紋の内部に小さな多数の波紋を取り込み、全体のエネルギーを増していくことを目的にワタリウム美術館とキュレーター、ヤン・フート(Jan Hoet 1936-2014)によってコンセプトが固められた。ヤンが48名のアーティストを人選し、彼らは1994年から1995年7月まで、それぞれ日本の8つの地域に滞在し、その土地の人たちと会話し、伝統や風土、歴史などその街が持っている特性を素材として作品制作をした。それらの作品は東京の青山周辺の各所に散りばめられ、一ヶ月間、街の一部を構成した。作品が設置された場所は三十数ヶ所で、路上、幼稚園、公園、墓地、寺社、オフィスビルなど日常的な場所に作品が存在することで、アートそのものと共に、都市や生活についても再考を促す試みとなった。バインダー式の造本にマップ、各アーティストの作品とプロフィール、論考などがファイリングされている。

目次
参加アーティスト一覧
展覧会データ
協力者一覧
東京都知事からのメッセージ「水の波紋95」展開催によせて 青島幸男
アートと社会との関係 和多利志津子
「水の波紋95」の構造
「水の波紋95」会場地図
いったいこのまちにアートのための場所は残されているのだろうか ヤン・フート
「波紋」の準備(フォト・ドキュメント)
作品図版
推進委員からの言葉
 水 浅葉克己
 「水の波紋95」に寄せて 磯崎新
 街には現代アートがよく映る 稲次敏郎
 土を読み、水を読み、風を読む。循環としてのアート 今井俊博
 街を飛翔するアートへ 筑紫哲也
 即興の名人 パトリック・ノートン
 モダン・アート考 真野響子
 アートの波紋、子供の波紋 水越伸
 水に関するいくつかのノート 山口昌男
 水の波紋は意識革命だ 米倉誠一郎
日本各地での「水の波紋95」
 札幌
 仙台
 能登
 鶴来
 奥越
 長崎
 水俣
略歴
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編集:和多利恵津子、大村理恵子
デザイン:重山千尋
印刷:廣橋精版印刷
バインダー:シールド

出版社 publisher:オン・サンデーズ/ON SUNDAYS
刊行年 year:1995
ページ数 pages:398
サイズ size:H228×W210mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/部分的に英文-Japanese/English in some parts.
付属品 attachment:
状態 condition:紐やや伸び。/loose string.
JPY 33,000
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