鎮魂の地図 沖縄戦・一家全滅の屋敷跡を訪ねて 大城弘明 写真集 Hiroaki Oshiro

沖縄三和村(現糸満市)出身の写真家・大城弘明。沖縄戦終焉の地でもある糸満市に点在するチネードーリ(チネーは家庭のこと、ドーリは倒れるという意味で、家族が誰もいなくなること)した空き屋敷を学生の頃から撮影している。今回沖縄戦から70年の節目を迎え、彼は2014年から再び一家が全滅した家を撮影している。本書では新たに調査資料と屋号地図を頼りに旧三和村の18の集落を訪ね歩いて撮影された屋敷跡と過去の写真を収録。樹木や草が生い茂った屋敷跡にブロックを積んだ小さな家、これらの慎ましすぎる空間にただ香炉だけが置かれた無言の家。一家全滅の屋敷は静かに、そして激しく思いを鎮めいまに伝える。

大城弘明
1950年、沖縄県三和村福地(現在は糸満市)生まれ。1968年、琉球大学入学、民俗研究クラブ、写真クラブで活動。沖縄の復帰闘争、全軍労運動、米軍基地、沖縄戦の跡など撮影。1972年琉球大学卒業後はフリーカメラマン、岩波映画写真部の契約撮影助手、沖縄タイムス写真部を歴任。2015年3月には沖縄タイムス写真部嘱託を退職。

目次
鎮魂の地図
[解説]沈黙を造型すること、喪を生きること 仲里効
真栄平の戦争体験 大城藤六
あとがき 大城弘明

装幀・レイアウト=伊勢功治



出版社 publisher:未来社/Miraisha
刊行年 year:2015
ページ数 pages:126
サイズ size:H148×W210mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:新品です。/new.
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