写真記録 水俣病 1960-1970 桑原史成 MINAMATA DISEASE 1960-1970 Kuwabara Shisei
写真家・桑原史成のキャリアの始まりでもあり、その後の代表作にもなった公害問題・水俣病。1960年の春に週刊朝日の水俣病ルポを読んだ彼は、本能的に探し求めていた自身のテーマに遭遇し、重量感のある手応えを感じたという。当時の週刊朝日の編集長・小松恒夫に紹介状をもらい、熊本大学医学部の教授・徳臣晴比古氏と、水俣市立病院長・大橋登氏に面会し、医学的な見地からこの病気についての理解を深めた。本書では写真家自身が考え抜いた末に至った以下の二点、1.生きることの自由を奪われ、廃人にされた患者、2. 生活権を奪われ窮状の漁民の生活の記録に焦点があてられている。前所有者によって挟まれたと思われる土本典昭氏が監督をした映画「不知火海」のパンフレットとチケット(半券)が付属しております。
目次
不知火海の奇病
沿岸漁民
水俣病患者
暗海
胎児性水俣病
解説
表紙・レイアウト:田中成典
出版社 publisher:朝日新聞社/Asahi Shimbun
刊行年 year:1970
ページ数 pages:222
サイズ size:H257×W183mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/部分的に英文-Japanese/English in some parts.
付属品 attachment:ビニールカバー/vinyl wrapper
状態 condition:扉蔵印あり。カバー少傷み。/slightly damaged on the wrapper, owner stamp on the half title.