1997年にファッションブランド「ヒステリック・グラマー」から刊行された森山大道の『
Hysteric No.8 OSAKA』を元に増補・再編集した続編大坂写真集。判型も小型になり、よりコンパクトな印象となった。サインあり。
二十歳少しまえのぼくの日常は大阪だった。その頃の大阪、その頃のぼくをいま思い返すと、それはほとんど絵空事として瞼に映るばかりだ。当時若いぼくにとって、心の針はひたすら東京へと指しつづけていた。そして現在、ぼくの心の針は再びぐるりと回転し、大阪の街々へと立ち戻りつつある。それは、大阪に生れたぼくの郷愁であろう。ただ、レンズの向うに映る大阪の街頭は、いまも相変らずしたたかで、いとも簡単にぼくの郷愁を断ち切ってしまう。
(帯文より)
デザイン:町口覚
編集:村松美穂子+月曜社
PD:谷口倍夫
印刷・製本:サンエムカラー
出版社 publisher:月曜社/Getsuyosha
刊行年 year:2007
ページ数 pages:
サイズ size:H150×W110×D35mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:サインあり。/signed.