松江泰治は1963年東京都生まれの写真家。幼少期から電子工学に興味を持ち、秋葉原に通いつめ、博物館、国際見本市、ロボットショーなどを巡る。14歳のときに一眼レフと出会い、引伸機の導入、チバクロームとネガカラーのプリントを始め、17歳で現像液の自家調合まで開始する。東京大学へ入学後は本格的な写真に取り組み、当時森山大道の「光と影」に強い影響を受ける。大学卒業後は世界中を移動しながら撮影を開始し、電子顕微鏡を用いて厳密にピントが合う空撮黒白写真のシリーズにより1996年に東川賞新人作家賞を受賞。その後はカラー写真へも積極的に取り組みデジタル、フィルムにとらわれることなく常に新しい写真を求めて日々活動している。2012年には
IZU PHOTO MUSEUMで動画に取り組んだ作品も発表している。本書は静岡県の上空を空撮し、デジタルプリントを行ったはじめての展示(
ヴァンジ彫刻庭園美術館)に合わせて刊行された写真集です。タイトルのJP-22はISO(国際標準化機構)3166-2コードで静岡県を表す。巻末に清水穣のテキストを収録。
出版社:大和ラヂエーター製作所
刊行年:2006年
ページ数:120ページ
サイズ:H297×W310mm
フォーマット:ハードカバー
言語:和文/英文
付属品:なし
状態:表紙少擦れ。本文は良好です。