斎藤義重展 The Retrospective Exhibition of SAITO YOSHISHIGE

1904年に生まれた斎藤義重氏は、早くからロシア構成主義やダダイスムといったヨーロッパの前衛美術に注目し、自らもまた二科「九室会」、「美術文化協会」の結成に参加するなど、日本の新しい美術運動の旗手として活動を開始しました。1960年代半ばには、自らの作品について自己検証を図っていた斎藤氏は、作品の物質性、さらには美術そのものの成立について考察を深め、70年代末になると作品は三次元の空間に展開するものになっていきます。以後、2001年97歳で亡くなるまで、その制作活動は絶えることなく続けられました。
本展示は斎藤氏の生前に企画されたものであり、展覧会の構成、新作の発表、展示案など、生前の遺志を受け継いだ展覧会のカタログです。

目次
斎藤義重展ー開催にあたって 副島三喜男
板切れは祭り気分にのってー斎藤義重の「複合体」を解く 田中幸人
図版
ドリルの痕跡ー斎藤義重の60年代前半における"ドリル作品"について 松永真太郎
いくつかの断片ー斎藤義重の怒り 若松基
主要作品目録 Selected Works 1936-2001
「反対称」について 藁科英也
年譜 松永真太郎<編>
主要文献目録 濱淵真弓<編>
出品作品リスト


出版社 publisher:斎藤義重展実行委員会
刊行年 year:2003
ページ数 pages:281
サイズ size:H297×W225mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/一部英文-Japanese/English in some parts
付属品 attachment:dust jacket
状態 condition:特に問題なく良好です/very good
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