フランス・パリから車で2時間。森の中にひっそりと佇む古い城館のような精神病院「ラ・ボルド病院(クリニック・ドュ・ラ・ボルド)」。そこは制度的精神療法の分野で重要なモデルケースであり、フランス精神医学史を語る上では外す事のできないクリニックとして知られている。あのフェリックス・ガタリ(1930-1992)が長く勤務していた場所でもある。写真家、田村尚子は院長のジャン・ウーリの勧めで2006年に初めてこの地を訪れた。6年かけて6度訪れ、ようやくまとまったのが本書である。なにが正常でなにが異常なのか。この写真集を開くとその境界が非常に曖昧である事に気付かされる。
インタビュー記事
ブックデザイン=祖父江慎+小川あずさ(cozfish)
印刷・製本=アイワード
プリンティングディレクター=浦有輝
出版社 publisher:医学書院/Igakushoin
刊行年 year:2012
ページ数 pages:114
サイズ size:H240×W188mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket,wraparound band
状態 condition:サインあり。特に問題なく良好です。/signed, very good.