山襞の村物語 北上 1963-1973 石田紘一 THE VILLAGE STORY KITAKAMI 1963-1973 Ishida Hirokazu

石田紘一は1943年中国・北京生まれ、1964年に東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後、長野重一氏に師事し、以後フリーとして活動している。本書は岩手県の北上地方を撮影した写真集。

岩手県の山間集落をかつて日本のチベットと呼んでいた。その中でも安家はチベットの代表のように云われた。当時の安家は電気もバスも通っておらず僻地5級にランクされ山襞に埋れるように在る小さな村だった。そこは狭い土地を耕やし稗と野菜をつくり自給自足の生活をしていた。
このような暮らしの中で、村人たちは洗練された秩序を保ち調和のとれた人間関係を築いていた。
私は彼らの生き方に魅了され'63〜'73にかけて北上山脈に位置する安家、山形村、八重畑村に幾度も訪ずれ、'72〜'73にかけては一年間生活を共にした。
(中略)
安家は平家落人の末裔と聞く。厳しい地形に集落を構え、よそ者との交流を拒む閉鎖的な暮らしをしてきた。その彼らが何故私を受け入れたのだろう。固い扉をこじ開けたのは何だったのか。そこで何が生れたのか。(本文より)

石田紘一


編集発行人=大田通貴
装幀=原耕一

出版社 publisher:蒼穹舎/Sokyu-sha
刊行年 year:2009
ページ数 pages:84
サイズ size:H240×W232mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:
状態 condition:特に問題なく良好です。/very good.
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