フレグランス クレオパトラからシャネルまでの香りの物語 エドウィン・T・モリス FRAGRANCE Edwin T. Morris
身にまとう香水のみならず、精神リラックスの効能など、"香り"への関心が確実に高まっている今日、"香りのすべてを語る本"として、化学的性質から効果、重要性、エピソードまで、その魅力あふれる不思議な世界を満喫できるフレグランス・ブックです。(帯文より)
目次
私とフレグランス/マリ・クリスティーヌ
日本語版によせて/エドウィン・T・モリス
はじめに/エドウィン・T・モリス
PART 1 香りと匂い
1 原料は精油
精油とは何か
精油の化学的性質
精油の抽出法
蒸留法
溶剤抽出法
冷浸法
圧搾法
2 香りを捕らえる嗅覚の重要性
鼻はどのように働くのか
なぜ匂いは放たれ、
それは人にどのような影響を及ぼすのか
匂いと性
日常生活の中での匂い
香りで癒す
パヒューマーの間で使われる言葉
文学に表現された香り
PART 2 香りの歴史
3 近東
肥沃三日月地帯
エジプト
イスラエルの民と聖書の中の香り
4 古代ギリシャ・ローマの世界とその伝統
ギリシャ
ローマ
アラビア世界
アラビア人の業績
アラビアの香り
5 香気漂う東洋
インド
インドの芳香性植物
イスラム教徒の影響力
中国
スパイス交易に果たした中国の役割
香りと中国の文化
香のつくり方と利用法
交易、科学技術、そして香りの市場
日本
6 ヨーロッパ
蒸留法が飛躍的に発展
ガラス製造業が興る
スパイス交易はロマン陰謀が交錯していた
ポルトガル人が拓いた新航路
オランダがスパイス交易を独占
フランスが加わる
スパイス交易が国内に及ぼした影響
7 18世紀のヨーロッパ
18世紀の瓶類
8 19世紀のヨーロッパ
ナポレオン支配下のヨーロッパ
ジョセフィーヌは、ファッションをリードした
燦然と輝く第二帝政時代
科学はどのように進歩していったか
石けん製造業が発展
ガラス製造業があらたに前進した
ベル・エポックの時代
9 20世紀のフランス
コティー
1920年代のデザイナーたち
1930年代
ディオールと戦後の復興
1960時代のフランス
10 アメリカの香り
香りを扱った店や工場が出現した
化粧品産業が興る
PART 3 現代の香水産業
11 香水産業を支える香りの源
動物性香料
植物から得られる精油
フローラル・オイル
ハーブ・オイル
リーフ・オイル
スパイス・オイル
ルート・オイル
樹脂とバルサム
ウッド・オイル
シトラス・オイル
合成香料の原料
12 今日の香料製造技術
13 香水類の美と販売作戦を探る
パヒューマーの創作過程
香水に名を与える
香水を容器に収める
香りの研究機関
14 現代人が求める香りの傾向
15 最新フレグランス情報
あとがき/中村祥二
索引
監修:中村祥二
装幀:菊竹雪
出版社 publisher:求龍堂/Kyuryudo
刊行年 year:1992
ページ数 pages:283
サイズ size:H228×W183mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:帯少傷み。/slightly damaged on the wraparound band.