極東ロシアのモダニズム 1918-1928 MODERNISM IN THE RUSSIAN FAR EAST AND JAPAN 1918-1928
2002年に町田市立国際版画美術館、宇都宮美術館、北海道立函館美術館を巡回した「極東ロシアのモダニズム 1918-1928 ロシア・アヴァンギャルドと出会った日本」展のカタログ。未来派から革命のプロパガンダへと展開していく1920年前後の極東ロシアのモダニズム美術を、主にハバロフスクの極東美術館とウラジオストクの沿海地方絵画美術館所蔵作品を紹介。またダヴィト・ダヴィドヴィチ・ブルリューク(David Davidovich Burliuk 1882-1967)とヴィクトール・ニカンドロヴィチ・パリモフ(Viktor Nikandrovich Palmov 1888-1929)の来日によって急展開した日本の新興美術もあわせて収録。油彩画、ポスター、版画などあらゆるジャンルの作品を見ることができる。カタログの他に当時の展覧会チラシ、シンポジウムのチラシ、作品リスト、相関地図など付属品が充実しています。
目次
ロシア人、来たる。 青木茂
極東ロシアのモダニズム 1918-1928ー開催への記録 滝沢恭司
極東におけるロシア・アヴァンギャルドー美術は越境する 五十殿利治
図版
1 ロシア・アヴァンギャルド
2 極東ロシアー未来派と革命のプロパガンダ
3 極東ロシアのモダニズム
4 日本の近代美術
1 ロシア・東欧の作家と日本
2 ロシア未来派の衝撃ー大正期の前衛
3 ロシア未来派への理解
4 ロシア未来派と日本の版画・図案
5 日本の漫画
「緑の猫」 エレーナ・トルチンスカヤ
ウラジオストクー未来派と革命のプロパガンダ ネーリャ・ミシ
新しさを求めてー1918-1928年間の極東ロシアにおける造形芸術とロシア未来派
ブルリュークとパリモフー来日の背景と作品 滝沢恭司
極東ロシアとの遭遇ーリノカットと日本近代版画史の視点から 水沢勉
作家略歴
年譜
極東ロシア 未来派運動の足跡
主要参考文献
作家索引
編集:五十殿利治、滝沢恭司、橘克子、水沢勉、東京新聞
デザイン:馬面俊之
制作:大塚巧藝社
出版社 publisher:東京新聞/極東ロシアのモダニズム展開催実行委員会-The Tokyo Shimbun/The Executive Committee for the Exhibition Modernism in the Russian Far East and Japan 1918-1928
刊行年 year:2002
ページ数 pages:253
サイズ size:H297×W225mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/部分的に英文-Japanese/English in some parts
付属品 attachment:美術講演会チケット、正誤表、シンポジウムチラシ、展覧会チラシ、展覧会作品リスト、「極東ロシア 未来派運動の足跡」地図/the ticket and the flyer for symposium, errata, exhibition's flyer, list of works, map.
状態 condition:背少傷み。/slightly damaged on the bottom of the cover.