THE DRAWINGS OF THE ELECTRIC PENCIL James Edward Deeds Jr. ジェームズ・エドワード・ディーズ

1970年、10代のある若者が使い古したアルバムをゴミ箱から拾った。その中には大きな眼をした女性が花束を持ち、画面上部には「ECTLECTRC」と番号197と書かれたデッサンがあった。それはアメリカ・ミズーリ州ネバダの州立病院第3号で書かれた手書きのスケッチ283点の内の一つで、クレヨンと鉛筆で描かれていた。この若者はのちに成人し、結局2006年にこのアルバムを売ったとき、この名も知らない未知の芸術家は「ELECTRIC PENCIL」と呼ばれることになった。前述の「ECTLECTRC」はディスレクシアと呼ばれる学習障害のせいだとされた。その後このアルバムを買ったコレクターのハリス・ディアマントがそれらの謎を解き明かすべく探偵を雇い、ついにこれらの絵はジェームズ・エドワード・ディーズ・ジュニアの手によるものだと判明された。ディーズは不凍剤を飲んで自殺を試みた後、25歳から施設に入院し、州立病院第3号で当時の20世紀の治療を経験した。彼が入院中に残したこれらの絵はアウトサイダー・アートとして認識されるに至った。本書は初めて世に公表された際に制作された出版物で本書中にはまだ作者としてのディーズの名は記されていない。

ブックデザイン:Neville Bean
写真:Harris Diamant

出版社 publisher:Electric Pencil Press
刊行年 year:2010
ページ数 pages:
サイズ size:H222×W322mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:英文/English
付属品 attachment:
状態 condition:経年並みです。/good.
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