写真のキーコンセプト 現代写真の読み方 デイヴィッド・ベイト
Photography: The Key Concepts by David Bate
目次
日本語版によせて
イントロダクション
ジャンル/アプローチ
第1章 歴史
定義/歴史的な諸問題/写真史/言説としての写真
歴史的対象としての写真/歴史的事例/写真的な知識/複数の意味
第2章 写真理論
写真理論小史/表象の理論/写真の「言語」/視点/外示-視覚的な意味するもの
共示-文化的な意味されるもの/リアリズムと現実/ポスト構造主義
第3章 ドキュメンタリーと物語
編集によるコントロール/<作家>としての写真家/大衆的視覚
残りの半分の人々はどのように生活しているか/ルポルタージュ
急転回としての「決定的瞬間」/現実の演出/目撃/現実と再現
見る欲望/カラーのドキュメンタリー/街の劇的場面
第4章 ポートレートを見る
アイデンティティ/産業となったポートレート/大衆の肖像/官僚的ポートレート
ポートレートの要素/ポートレートの「読解」/認識/同一化
ナルシシズムと擬視/投射/感情を見せない表情
第5章 風景の中で
視覚と知識/風景の歴史/美と崇高/写真的視覚
探検/描写の美学/平静/パノラマ/結論
第6章 静物のレトリック
広告/広告に対する批判/広告代理店/社会的幻想/プロダクト・ショット
パック・ショットのテクニック/描写の技術/静物画のサブジャンル/誇張法
新即物主義/イメージの修辞学/対象イメージ
第7章 アート・フォトグラフィ
アートとは何か?/アートとアーティストの自律性
写真とさまざまなメディアの関係/絵画と写真/写真におけるパラダイムの変遷
二一世紀の現代アートにおける写真/絵画的パラダイム/コンセプチュアル・アート
ストリート・フォトグラフィー/ファインアート・フォトグラフィー
ポストモダニズム/グローバル産業としてのアート
第8章 グローバルな写真
写真のグローバリセーション/写真の流通/ワールド・フォトグラフィー
普遍主義に対する批判/写真のローカルな読解の意義/WWW
デジタル写真/イメージの普及
論文と授業でのディスカッションのための質問
さらに考えるための読書ガイド
訳者あとがき
参考文献
図版クレジット
訳:犬伏雅一
装幀・本文レイアウト:坂哲二(BANG! Design, inc.)
印刷・製本:シナノ印刷
出版社 publisher:フィルムアート社/Film Art, inc.
刊行年 year:2010
ページ数 pages:325
サイズ size:A5
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket.
状態 condition:経年並みです。/good.