パウル・ツェラン詩集 飯吉光夫 訳編

Paul Celan Todesfuge Gedichte
罌粟と記憶
砂漠のなかの歌/マリアンネ/掌を時刻でいっぱいにして/白楊/骨壺からの砂/日蔭の婦人のシャンソン/光冠/死のフーガ/エジプトで/ぼくはひとりぽっち/数えよ、巴旦杏を/
閾から閾へ
ぼくは聞いた/ふたつの姿/猪の姿をした/ふたりそろって/客/いれかわる鍵で/斜面/夜ごとゆがめられるーハンナならびにヘルマン・レンツへ/葡萄摘み人たち/
ことばの格子
声たち/確信/手紙と時計にそえて/ある絵の下に/帰郷/下には/暗闇/花/ブルターニュのマチエール/瓦礫船/ケルン、中庭で/万霊節/引き潮/ストレッタ/
誰でもないものの薔薇
かれらの内には土があった/チューリッヒ、シュトルヘン旅館にてーネリ・ザックスに/ぼくらにさしだされた/あらゆるおもいとともに/堰/頌歌/これはもはや/陽根、子宮/黒土/戸口のまえに立ったひとりの者に/だれでもないものに頬ずりした/雌雄異株のものだ、永遠なるお方よ/あかるい石たち/白日のもと/夜のいただきに冠された/つぶらなるものら/さくそはな/
息のめぐらし
あなたはどうぞ/きみの晩い顔のまえに/立っていること/めざめの角つきたてがちな/絲の太陽たち/灼きはらわれた/白い祈り紐に/にぎりこぶしから/ひとつのどよめき/かつて/
絲の太陽たち
刻々/咬傷/ざわめきのなかで/きみは/アイルランド風に/時刻がきた/諸々のちから、あらあらしさ/白く/てんかん/そとを/
迫る光
かれにまたがって夜はすすんだ/わたしたちはもう/かつて/ブランクーシ宅で、ふたりで/さえぎられて/あなたが/暗い槌音の中に/書かれていない/祈りの手をたちきれ/断ちわられた丸太も/目録のいたみ/あらかじめはたらきかけることをやめよ/
雪の境域
木製の顔をした/袋小路と/泥酔のなかからの呼びかけ/落石
あとがき

装幀=米村隆

出版社 publisher:思潮社
刊行年 year:1975
ページ数 pages:222
サイズ size:B6
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー
状態 condition:見返し書き込みあり
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