For the Love of God The Making of The Diamond Skull Damien Hirst ダミアン・ハースト 署名本 signed
イギリスの美術家ダミアン・ハーストの作品集。2007年に発表された頭蓋骨にダイヤモンドをあしらった作品のメイキング作品集。18世紀の男性の頭蓋骨をプラチナで実物大に模り、その表面を8601個の無傷のダイヤモンドで覆った大作「神の愛のために」。歯だけが骸骨からの現物だという。本書ではこの作品が出来上がるまでの製作工程をスケッチ、図や写真などを豊富に掲載して紹介する。物議を醸した作品のその裏側を克明に記録した1冊。3色で色分けされたダミアン直筆のサインつき。
Damien Hirst/ダミアン・ハースト
1965年ブリストル生まれ。幼少期をセックス・ピストルズなどのパンクに傾倒するほか、TV、映画など当時のイギリスの大衆文化にどっぷり浸かる。高校卒業後は就職せずにいたが、突然思い立ちリーズのジェイコブ・クレイマー・カレッジ・オブ・アートで1年間のファウンデーション・コースを受講。1984年にロンドンへ移住。1986年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジに入学。従来の絵画、彫刻といった専攻制度ではなく、"プロフェッショナルのアーティスト"を育てる教育を受ける。彼の美術家としての転機は大学2年生在学時にグループ展「フリーズ」を企画したことにある。ロンドン南東部、テムズ河近くのドックランズと呼ばれる埠頭地区の空き倉庫を会場に、16人の友人や同級生の作品を展示し、大きな話題となる。ハースト自らの営業活動、不動産業者からの会場提供、企業からカタログ制作費等の援助を受ける等彼自身オーガナイザーとしての能力を発揮したことでも知られている。大学の講師陣の人脈を利用し、重要なゲストをタクシーで迎えにいくなどの努力の末、ニコラス・セロータ(Nicholas Serota)、ノーマン・ローゼンタール(Norman Rosenthal)、チャールズ・サーチ(Charles Saatchi)など美術界の大物との知己を得る。1991年には全長13フィートのタイガー・シャークをホルマリン溶液を満たしたスチールとガラス製のケースに入れた作品「生者の心における死の物理的不可能性」を発表し、1990年代ブリティッシュ・アートの金字塔を打ち立てる。当時のハーストを始めとする同世代のアーティストたちはYBA(Yang British Artists)と呼ばれ国際的な注目を集めることとなる。以後スポット・ペインティングのシリーズ、レストラン&バー「ファーマシー」の開店、骸骨に8601粒のダイヤモンドをあしらった「神の愛のために」など多くの話題を提供する。1995年にはターナー賞を受賞。
Edited and Designed by Jason Beard
出版社 publisher:Other Criteria/White Cube
刊行年 year:2008
ページ数 pages:77
サイズ size:H245×W168mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:英文/English
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:サインあり。特に問題なく良好です。/very good, signed