工作舎物語 眠りたくなかった時代 臼田捷治

目次
はじめに 例外的な熱気
第一章 松岡正剛 なにもかも分けない方法
 東池袋の木造事務所/刊行前後/編集もデザインも営業もやる/エディトリアルの時代をつくる/サイマル・インターナショナルに対抗/アート系貧乏集団/杉浦康平の印刷指定/顔を合わせない戸田ツトムと羽良多平吉/四十までは寝るな/経済原理を超える
第二章 戸田ツトム 小さな声だからこそ遠くまで届く
 桑沢「水浸し」事件/「なんだこりゃ」の目つき/カタログ・ブームの先駆け/カバー裏は別天地/DTPへの助走/カオスのスープだった/天井桟敷に尾行される/松田行正を真中にして
第三章 
 芦澤泰偉 遅いという文句は出ない
  二十四時間フル稼働/だれもが皆やり続ける/松岡さんに殴られる寸前/デザインは身体性の産物
 工藤強勝 報酬はタブーの世界
  ミイラを見てこい/パルコ出版の請負
 山口信博 間違えるのも能力
  磯崎新事務所とラーメン/人間は間違えるすぐれた能力がある
 松田行正 密度がとにかく濃い
  いちばん下からやりたかった/工作舎グラフィズムの正統な継承者
 羽良多平吉 最後までなじめなかった
  どんなヤツか見てやれ/『HEAVEN』誌での活躍
第四章 森本常美 夢を見ていたよう
 こんな雑誌が世の中に存在するんですね/日常が一挙に国際化した/バイト料月五千円/スタッフが全国に広まる/寝袋持参で工作舎に/異常なる記録魔・祖父江/松岡の組織づくり/部分と全体の強調/再度、清原悦志から
第五章 祖父江慎 おどろきしまくりの日々
 明日にでも手伝いに来て/遅れると居場所がなくなる/デザインルームは実験室/家畜臭いぞ!/そうか、よし、解決だな/深夜、警察が調査に/多くの人が松岡ふうのヒゲを/戸田ツトムの野生的版下/「そふえ」か「そぶえ」かで相談/トイレで三時間寝る/耳の穴から写植文字/山崎晴美と町田康/七五三みたいだなあ/紙を変えて四百部多く売れると思う?/「これはありえないよ」のデザイン
おわりに 創造のエンジン
口絵/工作舎物語事典/工作舎物語人名索引

カバー間取図=祖父江慎
デザイン=五十嵐哲夫

出版社 publisher:左右社
刊行年 year:2014
ページ数 pages:292
サイズ size:B6
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:特に問題なく良好です。/very good.
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