熱き日々 in キャンプハンセン 石川真生 写真集 A Hot Day in Camp Hansen MAO ISHIKAWA 署名本 signed

写真家・石川真生、29歳の時に発表した最初期にあたる写真集。東松照明のワークショップ(WORKSHOP)写真学校を終え、沖縄に戻りキャンプハンセン(米軍基地)のアメリカ黒人兵士とその女たちの赤裸々な日常生活を数年かけて撮り下ろした(後に石川はそんな女たちと接するうち自身も黒人を愛するようになっていた、と述べている)。巻末には東松照明(1930-2012)、荒木経惟、徳田陽子、撮影者の一人比嘉豊光のテキストを収録。本書は三カ所の切り取りページがあるが、これは当時本書を出版した際に被写体となった方とのトラブルの末に著者が下した結論である。

 真生はカメラという楽器で太陽の賛歌を唄う。亜熱帯の強烈な夏の光を浴びて金武の女たちは逞しく生きている。ここにはミイラ取りがミイラになる直前の危うさのなかで見た人生の裸形が投げ出されて。
 この写真集はぴったし呼吸の合ったデュエットだ。二人三脚だ。豊光の写真は写真で書いた写真論、石川真生論とみることができる。ことここに至っては見ることと見られることの相関関係は幾重にも重なり入り組んで、私を写真の核心へと誘う。これまで類を見ない新しい形式の写真集といえよう。 東松照明 (帯文より)

 この熱き生活、熱き写真、過ぎ去らぬ熱き愛の日々、
これはすでに金武のドキュメンタリーでも、沖縄のドキュメンタリーでもない。石川真生は、愛を写したのであり、生きているのである。これは人生であり、人生論なのである。 荒木経惟 (帯文より)

撮影:石川真生、比嘉豊光

出版社 publisher:あ〜まん出版(伊波邦雄・石川真生・大盛伸二・嘉納辰彦・比嘉豊光)/Aaman Shuppan
刊行年 year:1982 First edition
ページ数 pages:162
サイズ size:H255×W188mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band.
状態 condition:3箇所ページ欠。経年並みです。サインあり。/very good, signed.
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