海鳴りの風景 ニコンサロンブックス 10 塩谷定好 写真集 TEIKOH SHIOTANI PORTFOLIO 1923-1973
1968年に開催された「写真100年ー日本人による写真表現の歴史」展のための幅広い調査によって、戦前に撮影された数多くの名作が発掘されることになった。その内のひとりが鳥取県出身の塩谷定好(1899-1988)であり、彼の写真も現代の視点で再評価され、再び世間に紹介されるようになった。1920年代から30年代にかけてのピクトリアリスムの作品に、晩年に撮影されたものまでを収録。巻末には彼を師と仰いだ植田正治(1913-2000)らを交えた座談会も掲載されている。ニッコールクラブ発行の「ニコンサロンブックス」シリーズの第10号として出版されたが、数少ない塩谷氏の作品を知ることができる一冊でもある。
目次
1 赤碕鳥瞰 1923年~1928年
2 伯耆小坊主 1929年~1930年
3 海ー波 1931年~1939年
4 自宅北庭 1946年~1973年
塩谷定好氏ポートレート 三木淳
塩谷定好氏経歴
巻頭言 塩谷定好さんの写真 櫻井榮一
エッセイ
「フォトタイムス」時代の思い出 田村栄
日本の伝統文化に根ざした創造物 倉持五郎
座談会「塩谷翁を囲んで」今、改めて、写真の芸術性を再認識
出席者 塩谷定好 植田正治 塩谷晋 三木淳
撮影地 図示
作品リスト一覧
あとがき 三木淳
監修:三木淳
編集・構成:本多進次
製版・印刷:光村原色版印刷所
出版社 publisher:ニッコールクラブ/Nikkor Club
刊行年 year:1984
ページ数 pages:128
サイズ size:H210×W297mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket.
状態 condition:カバー背少ヤケ。/slightly discolored on the spine of the dust jacket.