『
センチメンタルな旅 冬の旅』と並ぶベストセラーとして知られている荒木経惟の写真集。妻・陽子が実家からもらってきた時、チロは生後4ヵ月だった。もともと猫嫌いだった荒木だったが、なぜかチロにはたちまち虜にになってしまい最後には「ヨーコなんていらない」とまで言わしめた。妻と猫との三人で暮らす売れっ子写真家だったが、幸せな日々は長くは続かなかった。1990年1月最愛の妻を病気で亡くした直後、完成したのがこの写真集。皮肉なもので陽子はこの本の完成を待ち望んでいたが、見ることなくこの世を去ってしまい、葬儀の際に彼女の棺に供えられた。見返しに荒木直筆のメッセージとAというシンプルなサインあり。
デザイン:鈴木成一
印刷:東京印書館
製本:石津製本所
出版社 publisher:平凡社/Heibonsha
刊行年 year:1990 初版第一刷 First Edition, First printing
ページ数 pages:
サイズ size:H194×W133mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:経年並みです。サインあり。/good, signed.