風土 "山" 下平竜矢 写真集 CLIMATE vol.1"SAN" Tatsuya Shimohira Photographs

写真家・下平竜矢のフィールドワークでもある写真シリーズ「山川草木」の第1作目。三重県伊勢市にある朝熊山(あさまやま)で撮影された写真が収められた写真集。朝熊山は今でも山中他界観が生きており、青森の恐山の様に人は死んだら山へ行くと言われている。また朝熊山は伊勢神宮の鬼門の位置に当たり、古来から霊峰とされている。しかし写真集中に山の名前を記していない様に、彼自身特にこの山でなければならなかったというわけではなく、自らが伊勢で暮らす様になってたまたまそこにあった山というのが大事なことだと考えている。山川草木とは、存在するすべてに仏性が宿るという意味があり、その仏性というところに生命をあて、自らの生命が何に繋がっているのかを模索するための調書として本書を著した。

「風土というタイトルは三重の漁村を歩いている時、壁に立てかけられていた民具や建てられた家を見ましたが、それらはその土地で暮らしている人々が住む土地の地形や環境に適応できるように工夫して作ったものです。同じように見える民具や家はどこにでもあるように見えますが、それらは目の前の風景や地形などによって時間をかけて形作られたものです。写真は中心の対象に眼を向けてしまうものですが、画像の端に無意識に写ってしまっている打ち捨てられた一辺の木の廃材にでさえ土地の風土が見えてきます。それは都会にも言える事で、東京という土地の成り立ちや変遷も土地や地形などさまざまな起因からなり、その内に風土を含んでいる様に思います。そう考えると、人間すら風土の一部だと言え、写るもの全て風土とも言えるのではないかと思います」下平竜也

下平竜矢-profile-
1980年神奈川県生まれ。2003年東京ビジュアルアーツ卒業。2003年〜2004年Gallery Niepceに参加。2008年〜2011年TOTEM POLE PHOTO GALLERY設立メンバー。主な展示に「孤独な鳥の太陽」(Gallery Niepce/2004)「幻を見た」(Luny Frog・青森/2005) 「星霜連関」(コニカミノルタプラザ/2008) 「全景 / ATLAS」(大蔵寺・神奈川/2009)「遠景その四 あるいは、目に見えるものとして」(TOTEM POLE PHOTO GALLERY/2009)「祭り / MATSURI」(ZEN FOTO GALLERY・北京/2010)「星霜連関」(雅景錐・京都/2012)「影像2013」(世田谷美術館・区民ギャラリー)など個展・グループ展ほか多数。

限定500部/Limited edition of 500

出版社 publisher:self published
刊行年 year:2013
ページ数 pages:23 photos
サイズ size:H265×W191mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:特に問題なく良好です。/very good.
JPY 1,100
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