大根役者 初代文句いうの助 伊藤雄之助

目次
第一章 朴念仁の譜
朴念仁誕生のこと
双葉より芳しからざること
世間の風は冷たいこと
悲しき初恋のこと
必ずソンをする恋愛遍歴のこと
ヘンな兵隊さんのこと
朴念仁、非国民よばわりをされること
つらく、たのしい移動演劇のこと
映画界も気違い部落であったこと
第二章 隔離病棟の住民たち
役者コドモ、役者バカのこと
ニューフェースが患者の資格をえること
お面には脳ミソがないこと
ポスター女優と演技派女優のこと
人間として大事なことはちっとも大事ではないこと
よい演技をしようと努力するものは「素人」さんであること
俳優エリート病のこと
期待される俳優像のこと
第三章 ながいものには巻かれろ
テレビは即席ラーメンであること
スターは太陽を動かすこと
売り方がつくり方より強くなって困っていること
スポンサーのスポンサーは大衆であること
良心番組は成立しないこと
隔離病棟が天国であるひとのこと
王様はハダカであること
トラの威をかりるキツネのこと
派閥と先生と生徒のこと
映俳協は有名無実以下のこと
いい芝居をしろといえないこと
ヨコ線に弱い俳優のこと
第四章 俳優の幸福、俳優の不幸
歌舞伎出身だからということ
役者論語とスタニフラフスキーのこと
代用食と纏足のこと
器用さということ
演技する幸せのこと
才能とは努力する意志であること
俳優の理想は素人の域に達すること
内田くんが付人になること
俳優のいのちは執念であること
第五章 自由と掟と刑罰と
自由ではない自由職業のこと
残しておきたいものはなくなりやすいこと
モーゼの十戒と掟発祥のこと
十戒ならぬ「十怪」のこと
続十戒ならぬ「十怪」のこと
悪法ほど刑罰がきびしいこと
第六章 朴念仁の宣言
狂っているほうがマトモであること
老いも若きも総白痴のこと
産業発展が即文化の発展と思うのは錯覚であること
芸即仏法を目指すこと

出版社 publisher:わせだ書房新社/Waseda shobo shinsha
刊行年 year:1969 初版
ページ数 pages:307
サイズ size:B6
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:カバー傷み/damaged on the dust jacket
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