「所有権」の誕生 加藤雅信

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著者が四半世紀にわたって、農耕社会、遊牧社会、狩猟採集社会、はては工業所有権を生んだ近代社会を彷徨しながら、所有権概念のあり方を、文化人類学的に、法律学的に、また経済学的に検証し、「所有権がなぜ社会に発生したのか」について実証的に解明。(帯文より)

目次
プロローグ
第一章 所有権概念の源を求めてー「所有権」誕生前の世界へ
 草原の国モンゴル
 モンゴル憲法とモンゴル土地法
 「文明化されたインディアン」の世界
 土地があり余った社会になると
 灌漑をしたインディアンたち
 コタンにて アイヌ社会探訪
 所有権なき世界 沖縄・久高島にて
 焼畑農業の社会
 日本の焼畑
 アジアの焼畑社会
 アジア焼畑社会における土地所有
 南米の焼畑社会
 オセアニア、アフリカの焼畑社会
 非循環型の焼畑?
 遊牧社会と土地所有
 狩猟社会と土地所有
 狩猟採集民・アボリジニ
第二章 土地所有権発生の社会構造
 定着農業社会と焼畑農業社会
 遊牧社会と狩猟採集社会
 所有権発生の基礎
 非生産財としての土地の場合 ネパール・ラウテ族の社会から
 非独占的、非排他的な不完全な所有権の存在
 「木地屋文章」と所有権
 伝統的な法律学における「所有権」論と較べてみると......
 土地に対する権利と水に対する権利
 言語分析からみた「所有」の概念 インド・ムンダ族の社会から
第三章 入会権発生の社会構造 所有、非所有の中間形態としての入会権
 わからない権利 「入会権」
 ネパール探訪
 ネパール・ヒマラヤにて 土地の個人利用と共同利用
 共同利用地に対する共同体的な規制の必要性
 ネパールにおける二種の共同体的な利用形態
 土地の高度差と土地利用
 土地の生産性からみた、所有権、入会権、無主物の三段階構造
 二種の入会権 ネパールの場合と日本の場合
 再度、チェロキ・ネイションへ
 総有論のミニ公法人論としての性格
 現代に息づくインカ帝国の世界
 譲渡制限を受けた土地所有権 共同体の維持と私的所有権確立との相克
 村落共同体と入会権
 中国雲南省・ラオス国境付近の焼畑の村
 入会権の解体
 共同体の「きずな」と入会権・所有権
 漁業権と入会権 捕鯨と漁業入会?
第四章 無体財産権発生の社会構造
 無体財産権とは
 無体財産権制度の社会的背景
 ソフトウェア保護論争の法構造
 「無体財産権」概念の社会的機能
 無体財産権保護の国際的利害対立構造
 知的所有権の侵害と日本
 コピー商品の横行と将来の展望
第五章 「権利」の誕生
 所有権概念の発生
 入会権概念の発生
 社会形態の差異が生む所有対象の差異
 無体財産権概念の発生
 「所有権」をめぐる若干の議論
エピローグ 社会科学・人文科学の統合のなかから
参考文献

出版社 publisher:三省堂
刊行年 year:2001
ページ数 pages:203
サイズ size:B6
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文
付属品 attachment:カバー、帯
状態 condition:特に問題なく良好です。