茶室とインテリア 暮らしの空間デザイン 内田繁
目次
第1章 座 脱ぐ文化、座る文化
靴を脱ぐ日本人
家具としての住居
水平の世界での暮らし
神籬と銀座煉瓦街
うつろい、うつし、うつわ
道具としての障子
千利休の裏切り
身体感覚とインテリア・コーディネーション
空間をウツに戻す
第2章 間 柔らかな仕切り
近代建築の冒険
壁から解放された西洋
「日本的なるもの」をめぐって
隙間と異界
引きちがい戸の発明
バリアフリーの問題
「狭さ」に遊ぶ
第3章 風 涼味の演出
建築の衣替え
床下の風
涼しさのデザイン
密室のない日本
光、闇、音
第4章 浄と不浄
聖なる物質
湯舟の将来
丿貫の企み
台所と井戸端会議
空間の見立て
第5章 火 炎の記憶
中心軸としての火
「家」を繋ぐ
炉と竃
プライバシーのない西洋
「ひえかぶる」文化
炎のパッケージ
闇の防御
神様のいない部屋
第6章 談 小堀遠州の茶室にて 内田繁+小泊重洋
遠州の現代
棚の人
デザイナー遠州
茶の湯を娯楽にする
第7章 飾 空間の物語
壁への憧憬
スーパーフラットの時代
ソットサスの実験
アラッドの挑戦
「一般」という名の怪物
装飾が語りはじめるとき
「見立て」と「あわせ」
第8章 祀 祈りと季節
箱としての仏壇
厨子のデザイン
繰り返しの力
クリスマスと大黒柱
俳句とお正月
第9章 色 彩りの力
美しくない都市
色の日本史
建築の赤
侘びる色、錆びる色
風土と色彩
藍、茶、鼠
空間を彩る
近代の白
色は匂へど
第10章 心 住まいの将来
文化の根源へ
欲望の道具
壊れやすさの美
「ただいま」を生きる
精神の機能性
「数寄」の復権
空間の数寄、時間の数寄
殺す家と救う家
あとがき
編集=米澤敬
エディトリアル・デザイン=宮城安総+松村美由起
出版社 publisher:工作舎/Kousakusha
刊行年 year:2005
ページ数 pages:148
サイズ size:H216×W136mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー、帯/dust jacket, wraparound band
状態 condition:特に問題なく良好です。/very good.