建築の記憶 写真と建築の近現代 Remembrance of Places Past
Japanese Architectural Photography from the 19th to the 21th century
2008年に東京都庭園美術館で開催された展覧会の図録。記録として撮影された明治期の建築写真から、建築の魅力を独自の表現で切り取った現代の写真まで、約400点を7章で構成。竣工写真のみならず、構想段階である建築の模型を撮影した写真なども収録し、建築家の構想から現実化へのプロセスも紹介されている。建築史と写真史の変遷と接点を概観する画期的な試み。
目次
図版
序 庭園美術館のアルバム
[コラム]交錯と継承ー建築と写真との関わりー 森仁史
1 建築と写真との出会い
[コラム]写された江戸城
2 近代建築へのまなざし
[コラム]明治期の宮内省と写真師たち 中村一紀
3 建築史学構築のための写真
[コラム]建築史学の構築と写真ー伊東忠太の業績と写真の関係よりー 山口俊浩
4 写真がとらえたモダンの相貌
[コラム]岸田日出刀のカメラアイー1930年における「構成」の位相 梅宮弘光
5 写真家の目、建築家の仕事
[コラム]建築写真来歴 村井修
6 日本建築の美
[コラム]桂離宮の美 石元泰博
7 現代写真の建築
[コラム]写真に撮りにくい建築になってしまうのは、 青木淳
建築の記憶ー写真と建築の近現代ー 岡塚章子
建築家/写真家 解説
出品リスト
デザイン・制作:美術出版デザインセンター
出版社 publisher:東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館/Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture, Tokyo Metropolitan Teien Art Museum.
刊行年 year:2008
ページ数 pages:339
サイズ size:H260×W195mm
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:カバー、正誤表/dust jacket, errata.
状態 condition:カバー背少傷み。/slightly damaged on the dust jacket.