メランコリア 知の翼 アンゼルム・キーファー ANSELM KIEFER: MELANCHOLIA

1993年にセゾン美術館、佐賀町エキジビット・スペース、京都国立近代美術館、広島市現代美術館を巡回したアンゼルム・キーファーの展覧会のためのカタログ。この展示は、キーファー氏と1987年にアメリカで大回顧展を組織したマーク・ローゼンタール氏(Mark Rosenthal)の協力のもと、数年の歳月を費やして企画構成された。キーファーの代表的な絵画作品に加えて、初期の水彩や本の作品、最新の大型彫刻やインスタレーションなど、総計約70点を展示し、日本初の回顧展として歴史に刻まれている。このような意欲的な展覧会がセゾン美術館で開催されていたという現実に、西武百貨店を率いた堤清二氏の芸術に対する理解、許容度が伺える。寄稿人には平出隆、多木浩二らが名を連ねる。

目次
飛行と秤量のための擬ソネット 平出隆
灰と鉛のフーガ 多木浩二
アンゼルム・キーファー概論 マーク・ローゼンタール
 序論
 1969-1973:作品傾向の確立
 1974-1980:ドイツ人であり芸術家であること
 1980-1982:形式上の画期的展開
 1980-1987:新世界のヴィジョン
 1987-1992:近年の作品
 後記
<革命の女たち>について アン・シーモア
後がきにかえて 荻原佐和子
日本語主要文献
出品作品リスト

監修:マーク・ローゼンタール
編集:セゾン美術館
デザイン:梯耕治

出版社 publisher:セゾン美術館/Sezon Museum of Art, Tokyo
刊行年 year:1993
ページ数 pages:227
サイズ size:H300×W225mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/英文-Japanese/English
付属品 attachment:カバー/dust jacket.
状態 condition:経年並みです。/good.
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