写真の現在 クロニクル1983-1992 Kohtaro Iizawa 飯沢耕太郎

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目次
1983
"額縁"の中の幻想 芸術としての写真
"装置"のゆくえ 山崎博・北島敬三
藤原新也の"回帰" 藤原新也・篠山紀信
「見る」という欲望 死に至る写真
パッケージとしての"顔" 雑誌の表紙写真
シャ・シーヌ国訪問記 あるいはかの地における雑誌類について
「植物図鑑」の解読 「写真論のパラダイム」
「畸型者」たちのいる風景 R・リーヴェンソン『猿少女を捜して」
"男女の一線"こえたの? 写真表現における男と女
"写真"の・よ・う・な・も・の 精密イラストのマチエール
歩む眼・歩む脚 ハミッシュ・フルトン展「雲・地平線・岩」
「写真」の領域・「美術」の領域 「現代美術における写真」展
1984
重層化、多声的な空間を表現 石元泰博『桂離宮 空間と形』
記録と表現のはざまで 渋谷四郎編著『北海道写真史幕末・明治』
写真のはじまりに向かって 山崎博『HELIOGRAHY』
森と写真に憑かれた男 D・ボーン&R・ペチャック『森へ』
「原風景」の気配 森山大道『犬の記憶』
そしてまたゲームは続く 宮迫千鶴『<女性原理>と「写真」』
メディアの解体と"雑音"化 戸田ツトム『庭園都市』
ありえない辞書・ありうべき辞書 『写真大事典』
失われた記憶の破片 『田原桂一写真集』
死体性愛症と記録写真 『ハンス・ベルメール写真集』
ピクトリアリズムの光と影 「本間鉄雄作品展」
「物語」の断念 築地仁の"硬質な世界"
時代と個性が生みだす"スタイル" 「パリ・ヴォーグ写真の50年」展
写真による存在証明 新井利男と郷津雅夫の試み
1985
ナニワ写壇とモダニズムの系譜 「小石清写真展」
構造体へのアプローチ 渡辺義雄の建築写真
巨大な"劇場"への共感 渡辺克巳の生活者としての視線
都市とスナップ・ショット 桑原甲子雄「東京昭和11年」
推理小説を読む愉しさ 劇的な比較航空写真による試み
写真教育の歴史から未来へ 今年の卒業制作展
写真表現の原型 アービング・ペンの、ものへの視線
プラチナ・プリントの深み 「アービング・ペン写真展」
眼差しの素速い運動 米山恭子のみずみずしい感受性
文化の成熟に向けて 「アルフレッド・スティーグリッツ展」
屹立する"写真" 田原桂一の二つの集成
肉体の復権が目立つ 五月の写真展
明治の肖像の魅力 「ガラス板の写真展・明治の日本」
「もうひとつの現実」の魅力 「日本映像学会第11回大会
二人のケルテス 手ばなしの抱擁とさめた距離感
土の匂いがする情景 「ケルテス展」「ハール写真展」
「写真的なものの見え方」を問う スーパーリアリズム展
モダニズム表現の厚み 「中山岩太展」
日常から異郷へ リンダ・コナーの緻密な世界
歴史になった感のある六〇年代 深瀬昌久「烏景」
透視された闇の全貌 内藤正敏の解剖学者のような眼
胸さわがせる見世物 ウィトキンの祝祭空間
人間存在のめくるめく多様さ 土田ヒロミ、山内道雄らの異質なアプローチ
「潜水者、浮上せよ。」 伊藤俊治『裸体の森へ』
封印された空虚 ロラン・バルト『明るい部屋』
「オリジナル・プリント」の宇宙 磨かれた原石に似た輝き
1986
もっと、思考と行為の冒険を イヴ・クラインの実験精神
写真の「ニュー・ピクトリアリズム」現実と虚構の曖昧な境界
生の全体性に対する微妙な感覚 ホックニーのフォトコラージュ
素速い感覚のひらめき 「ホックニーのカメラワーク」
魔術的、錬金術的なイメージ 服部とモリニエが描く"死"と"エロス"
給水塔のためのメモ 「ベルント&ヒラ・ベッヒャー展」
作者の等身大の現実 手ざわりのある山沢栄子の空間
いま、建築写真がおもしろい 環境のメタファーとしての建築
凝視し、問いつづける姿勢 日本の現実を見る二人の韓国人の目
万華鏡のような詩的宇宙 瑛九のフォト・デッサンによる世界
出会いとコミュニケーションの場「東川町国際写真フェスティバル」
足し算と引き算 ホルストとマッドフォードの鮮やかなコントラスト
ベル・エポックを浮遊する眼 「ラルティーグ展」
構成と速度 「フォト・アヴァンギャルドーイタリアと日本」
何よりも写真による冒険を 「FOTO MANIA」展
跳躍と浮遊 一九三〇年代と一九八〇年代のイメージ
1987
写真ゲームの誘惑 批評と創造のあるべき現実
重層化している写真状況「PHOTOGRAPHY METROPOLICE TOKYO 1987」
見えない"写真"の方へ 「写真・映像フォーラム'87 in 静岡」
十九世紀の冒険写真家たち「写真家ベアトと幕末の日本」、「19世紀の冒険写真家バートン・ホームズ」
不在の部屋の記憶「愛の部屋ーベルナール・フォコン写真展」
芸術と生の革命 「イタリア未来派写真展」
都市の視線 「安井仲治写真展」
過剰なヌード 「イリナ・イオネスコ写真展」
身体を抱えこんだ表現 武田花「好きな場所」
向こう岸からの視線 三好耕一「傍観」
寝そべる写真 鈴木清「天地戯場」
もうひとつの世界への通路「ルネ・マグリットの写真」展
ユーモアと遊びの精神 東野芳明「Aquadermic photos」
若手によるハイブリッドな表現「現代美術になった写真」
光のカドラージュ 山中信夫の再評価
十九世紀の「イメージ空間」伊藤俊治『ジオラマ論』
知覚の内部に異物が生じる 伊藤俊治『生体廃墟論』、『ジオラマ論』
絵画と現実が共鳴する空間 H・R・ギーガー『ネクロノミコン2』、S・アーノルド『エンジェルズ・オブ・ナイト』
"正統派"の力 『写真集 リー・フリードランダー』
傷つきもたれあう拡大家族 Nan Goldin "The Ballad of Sexual Dependency"
"燃える樹"のイメージ RIchard Misrach"Desert Cantos"
ダリに選ばれた男 Helmut Newton『Portraits』
逸脱と踏みはずしの写真史 イアン・ジェフリー『写真の歴史』
広川泰士のナチュラルなまなざし 『Sonomama Sonomama』
ニュー・カラーの到達点 『American Independents』
性器神話の解体 荒木経惟「愛の部分」をめぐって
"軍艦島"のイメージ 打ち棄てられた近代性
都市モダニズムの輝き 「新興写真」の再発見
写真史の森へ 金子隆一、柏木博、伊藤俊治、長谷川明『日本近代写真の成立』
1988
自然を呼吸するアース・ワーク 「アンディ・ゴールズワージー展」
"廃墟"の感覚 死の種子を感じる建築
"廃墟の美学"に貫かれた世界 宮本隆司「九龍城砦」
ニュー・カラー・ロマンティシズム「リチャード・ミズラック展」
織りあげられたイメージ 「R・ドマシー、C・ピュヨー展」
枝分かれ増殖していく自己 十二由美子「Self-Portrait2」
消費されるイメージ 「広告写真家協会30周年記念展」
目立たない視覚の罠 丸尾シゲオ「from MY VIEW」
曖昧な時代と写真家のつながり 「1920年代・日本展」
都市・記号・モンタージュ 一九二〇年代の都市空間
写真メディアによる対照的な表現「パリ・街・人ーアジュとカルティエ=ブレッソン」
ポラロイド・コラージュという手法 小川保司「HEART ISLAND」
「新興写真」運動の旗手 「小石清と浪華写真倶楽部」展
モダニズムの幻想機械 「機械時代」の新鮮な感覚
写真の正統的な表現に出会う 伊志嶺隆「光と影の島」、鬼海弘雄「王たちの肖像」
イメージの迷宮に誘いこむ力 杉本博司「THEATRES」、「SEA SCAPES」、「DIORAMAS」
晩秋のパリは写真一色 パリ写真月間
「美術としての写真」の現在 「写真で語る」
物を結びつける醒めた狂気 松原健「Matsubara Ken」展
採掘現場の奇妙な非現実感 畠山直哉「LIME HILLS」
肉体によって演じられる写真 森村泰昌展「マタに、手」
時代を駆け抜けた永遠の少年 三神真彦『わがままいっぱい名取洋之助』
戦時対外宣伝誌の記録と回想 多川精一『戦争のグラフィズム』
濃密なイメージの連鎖 伊藤俊治『20世紀写真史』
細部から語りかけてくる写真集 橋口譲二『十七歳の地図』
花たちのミクロコスモス 石元泰博『HANA』
チェルノブイリの影の下で 星野道夫『ムース』、リチャード・ミズラック『デザート・カントス』
パッケージとしての顔 篠山紀信『紀信の表紙写真館 1978-88』
見える廃墟・見えない廃墟 宮本隆司『建築の黙示録』
"世界の模型"としての写真 杉本博司『SUGIMOTO』
写真美術館のシステム 写真史の総体に関わろうとする問題意識
変質する風景のイメージ 時代の変わりめの予兆
1989
"同時代"の活気を蘇らせた11人展「11人の1965-75」
日本の写真は変えられたか 自己と世界とのなまなましい関係
不思議に複雑な感情のざわめき 牛腸茂雄「幼年の『時間』」
シンメトリーの罠 森本洋充「シルバー&プラチナ」
美しくも禍々しいオブジェ 東松照明作品展「プラスチックス」
高まる写真史への関心 二つの美術館企画展から
"人間"と"風土"に挑み続ける巨匠 「写真家・濱谷浩展」
不動のオブジェと化す静物写真 操上和美「CRUSH」
壊れる世界 死と崩壊の感覚
等身大の世界がはらむ小宇宙 下瀬信雄写真展「風の中の日々」
都市空間を"遊歩"する女性写真家 桜井里香写真展「遊歩都市」
オリジナル展示による百五〇年史 「写真150年展」
激しい情熱のほとばしり カルティエ=ブレッソン「写真から絵画への軌跡」
写真を見ることの制度を解体 「現代写真の動向・展」
少年時代の記憶につながる通路 三好耕三「温室」
ペーター・アルテンベルクの"部屋"「ウィーン世紀末展」
記憶の層に浸透する不思議な力 「小山穂太郎写真展」
「わが庭」からの優しい眺め 『鈴木八郎写真集』
記録と死者たち 太田順一『日記・藍』、岡田秀美『五セントのコーラ』
寝そべる姿勢、揺れる視線 鈴木清『夢の走り』
ストライプの魔術的世界 内藤忠行『ZEBRA』
回帰する眼差し 瀬戸正人『バンコク、ハノイ 1982-1987』
都市が輝いていた一九三〇年代 北尾鐐之助『覆刻版・近代大阪』
「写真家」であり続けること 中平卓馬『Adieu a X』
「精神核」から見えてくる世界 本橋成一『サーカスが来る日』、横山良一『アフリカンレインボー』
都市の"貌"を求めて 高梨豊『都の貌』
ポケットのなかのイメージ 『アニマル・ハウス』、『キス・ピクチャーズ』
表現の"自立"を求めて 『インディペンデント・フォトグラファーズ・イン・ジャパン 1976-83』
写真集への欲望 荒木経惟『写真論』
"野の賢者"のイメージ 井上章一・大木茂『ノスタルジック・アイドル二宮金次郎』
制度化への問い直し 北澤憲昭『眼の神殿ー「美術」受容史ノート』
純粋写真の呪縛 八〇年代の写真状況
1990
"海"にちなんだ名作を一堂に 「写真150年 海の写真名品展」
若手の新鮮な仕事を発掘する試み 「期待される若手写真家20人展」
目を開き、写真のなかへ タルボットからボルタンスキーまで
魅力あふれる草創期の作品群 「表現としての写真150年の歴史」
"光"を主役に世界の像を提示 「山崎博・佐藤時啓」展
物狂いの写真家たちの系譜 「静物ーことばなき物たちの祭典」
知覚のふくらみ 田村彰英「輝ける誤解をめざして」
写真のリアリティを逆手にとる フォンクーベルタ「ファウナ」
極彩色の"空" 荒木経惟「空景」展
身振りだけの"脱走" 「脱走する写真」展
スナップショットの「磁力」 山崎弘義写真展「路上の匂い」
培養されたイメージ 「山本糾・遊佐辰也」展
「日本」を基調テーマに 「パリ写真月間」
細部への異様なこだわり 今道子「EAT:Recent Works」
アービング・ペンの"骨" 「Cranium Architecture」
百花繚乱を競う美術館展覧会 「移行するイメージ」
パリ、記憶の集積『イジス写真集1、2』、稲越功一『PARIS1989』
アクティヴな方法論示す分析 ピエール・ブルデュー監修『写真論』
恐怖を露呈する肖像 パトリシア・ボズワース『炎のごとく 写真家ダイアン・アーバス』
写真の冒険家、ナダール フェリックス・ナダール『ナダールー私は写真家である』
いい写真の夢を見たい 新しいネットワークとメディア
アートとして見直す機運 撮る写真から見る写真へ
写真の肉体の消失 現代写真の脆さ
1991
"関係"を増幅する写真「鈴鹿芳康写真展」
エロスと宗教のキッチュな融合「ピエール&ジル」写真展
新しい技術への驚きと歓び「横山松三郎を中心にー幕末・明治の東京」
「写真少年」のまなざし 小林のりお「マージナル・ランドスケープ」
メランコリーとユーモア 「チェコスロバキア現代写真展」
荒木経惟の疾走ぶり 「近景」展、「移動ーナビの舞う空」、「A's Nude Photo Exhibition 恋人」
何も写っていないゆえの魅惑「村上慎二展」
企画者の"顔"が見える写真展「現代女性セルフポートレイト展」
海外在住写真家の強靭な表現力 白岡順「夏、午後の終りに」、古屋誠一「Memoires」
ニュー・ジャパニーズ・フォト 表現の熟成を阻む日本の環境
少年と血の色の風景 ベルナール・フォコン「偶像と生贄」
現実の非現実的縮小模型「現代写真の母型Part1柴田敏雄・展」
"断片"へ向う意志 伊藤時男「フラグメント」
"写真家"を超えて「Masao Gozu in NEW YORK」
徹底したコンセプト重視 杉本博司「TIME EXPOSED」
肉体に内在するカオスの解放 高木由利子「混乱する引力」
"物質"への不可能な欲望 広瀬忠司写真集『Fe』
息を抜いた"放心"の表情『柳沢信 1964-1986』
フォト・ジャーナリズムの象徴 ビッキー・ゴールドバーグ『美しき「ライフ」の伝説』
開かれた死者 荒木経惟写真集『センチメンタルな旅 冬の旅』
読書目録 『20世紀の人間たち』、『群集論』、『ゲームの終焉』
「バナナ屋の息子」の楽園 三好和義写真集『地球の楽園』
境界線からの視線 山根敏郎写真集『FRONT』
「東京写真月間」の可能性 イヴェントと文化の成熟
四日間のニューヨーク ギャラリーとアーティストの低迷ぶり
評論家と編集者 共同作業と出会いの歓び
期待と失望の交錯 東京都写真美術館の活動をめぐって
ソウル写真ノート それぞれを映し出す鏡としての韓国と日本
写真'91 荒木経惟と篠山紀信の年
1992
記憶の変形作用 小山穂太郎「Space/Pond near the city/No Sight #1」
九〇年代の『晴れた日』? 篠山紀信「TOKYO未来世紀」展
物質でもイメージでもない「赤崎みま展」
ヒューマニズムと完璧主義 ユージン・スミス「真実と人間愛」
三つの切り口による現代写真「EN LIBERTEー現代フランスの写真・展」
日本帰りの韓国写真家たち 金英燮
骨のマニエリスム 内藤忠行「BoNE」
闇と沈黙の手ざわり 「ゲイリー・ヒルビデオインスタレーション展」
脅迫観念としの剥落 石内都屋内シリーズ「瓦楽荘」
原風景の幻「戦後写真と東北2ー原・日本風景への試論」展
柔らかな感情の交流 三浦和人「おだやかな時間」
「フォト・フェスタ'92」の印象 「東川賞受賞作家作品展」
日本の「芸術写真」の厚み 「日本のピクトリアリズム」
"オブジェ"の現実と幻想 フレデリック・ソマー展「Photograph and Collage」
被写体を裂く鋭い視点 「ダイアン・アーバス展」
"貌の力"との出会い 半沢克夫写真集『INDIA-HANZAWA』
都市に分け入る醒めた視線 橋口譲二写真集『BERLIN』
写真集の現在 写真家と読者の共同作業
写真集のデザイン 愉しく、震撼とさせる写真集を求めて
生まれつつある写真たちへ
後記
人名索引


出版社 publlisher:未来社/Miraisha
刊行年 year:1993
ページ数 pages:402
サイズ size:A5
フォーマット format:ハードカバー/hardcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:カバー/dust jacket
状態 condition:特に問題なく良好です。/very good.