アジアのキュビスム 境界なき対話 CUBISM IN ASIA: Unbounded Dialogues
2005年に東京国立近代美術館で開催された展覧会「アジアのキュビスムー境界なき対話」のカタログ。東京国立近代美術館、国際交流基金、韓国国立現代美術館、シンガポール美術館の共同プロジェクトとして立案され、数回にわたる合同調査を経て準備された初めての試み。20世紀初頭にピカソやブラックらによって創始されたキュビズム運動が、いかにしてアジアの芸術家によって受け入れ、それに応えてきたかという問題に焦点を当てる内容。別紙の年譜にはそれぞれアジア各国におけるキュビスムの動きを時系列かつ並行的にレイアウトされており、全体を把握するのに役立つ。広げると新聞紙ほどの大きさになる。
目次
ごあいさつ
謝辞
序論「アジアのキュビスム」建畠晢
Part1
第1章「テーブルの上の実験」林道郎
第2章「キュビスムと近代性」アフマド・マシャディ
テーマ1「キュビスムと戦争」崔銀珠
第3章「身体」松本透
テーマ2「母と子」金仁恵
第4章「キュビスムと国土」後小路雅弘
テーマ3「宗教と神話」ジョイス・ファン
コラム1「物語る」ための「フィールド」
コラム2 国際都市 東京・上海・シャンティニケタン
コラム3 留学のかたち
コラム4 外国人教師
コラム5 ピカソー1940年代から50年代のアジア諸国における受容
Part2「キュビスム受容史(各国編)」
中国:李超
インド:ガヤトリ・デヴィ・シンハ
インドネシア:リスキー・A. ザエラニ
日本:大谷省吾
韓国:金英那
フィリピン:パトリック・D. フローレス
シンガポール/マレーシア:アフマド・マシャディ
スリランカ:ジャガト・ウィーラシンハ
タイ:スティ・クナーウィッチャヤーノン
Part3「資料編」
作家略歴
用語解説
参考文献
出品リスト
デザイン:松田行正+天野昌樹(マツダオフィス)
編集:東京国立近代美術館、国際交流基金
出版社 publisher:東京国立近代美術館/The National Museum of Modern Art, Tokyo
刊行年 year:2005
ページ数 pages:211
サイズ size:H297×W216mm
フォーマット format:ソフトカバー/softcover
言語 language:和文/Japanese
付属品 attachment:別紙年譜あり。/a chronological record
状態 condition:経年並みです。/good.